本記事の結論:
オーラNISMOで「3年使用Pilot Sport 4 → 新品ADVAN dB V553」に交換したところ、全体平均は約 1.5dB低下、橋の段差の“衝撃が入る場面”だと 約4.3dB低下しました。また、周波数解析では、ロードノイズの芯になりやすい 200–500Hz は平均 2.2dB 低下しました。
※新品効果と銘柄差は混ざるため、あくまで「同条件に寄せた相対比較」です。
今回の目的

パパ、またデッドニングの検証しに行ってきたの?それって沼じゃない?

うん。ガソリンの無駄。

はい、今日もちゃんと沼ってきました。
今回はデッドニングではなく、「静音タイヤに交換したらロードノイズはどれだけ下がるか」を、同じ条件で比較してみます。
「体感」だけじゃなく、録音した音をチャッピーに周波数解析・それをグラフ化してもらいます。

数字で確認できるの、安心だね。体感だけだと迷うもん。
(※PR:本記事にはアフィリエイトリンクを含みます)
比較するタイヤと車の状態
交換前:Pilot Sport 4(3年経過)

車はデッドニングがある程度完了済。
タイヤは新車登録からそのまま3年経過の MICHELIN Pilot Sport 4。
空気圧はロードノイズ対策として、少し低めの、前 220kPa(=2.2bar)、後 190kPa(=1.9bar)。
交換後:ADVAN dB V553(新品)

車は交換前と同じ。
タイヤを YOKOHAMA ADVAN dB V553 205/50R17 93W XL(新品) に交換。
交換後はメーカー推奨に合わせて、前 230kPa(2.3)、後 210kPa(2.1) に設定しました。

この「前230/後210」は、日産のタイヤサイズ・空気圧一覧にも載っている推奨値です。

つまり今回の記事は「デッドニング差」じゃなくて「タイヤ差」を測定するのね。

はい。タイヤ交換により「どの程度静かになるのか(ならないのか)」を検証します。
測定条件(ロードノイズ検証:なるべく同条件に)
共通条件

窓は全閉、エアコン送風停止。
測定用スマホは助手席ヘッドレストに挟み込み、マイク側がリアを向くように固定。
同じ道路・同じ車線を走りました。
道路は一般道で、途中200mくらいの橋を通過します。
測定区間については、どちらもエンジンが動いている状態です。
同じ地点合わせ(トリミング編集で位置ズレを減らす)

記録したタイヤの交換前、交換後の動画は“同じタイミングで同じ場所を通過”するように前後をカットして(トリミング)調整しています。

これで「計測時の位置ズレ」を減らせます。
解析区間

今回の結論は、0〜30秒の平均をベースにします。

速度は完全一致が難しいので、ここは“同条件に寄せた相対比較”として見てください。
測定機器
SmarterNoise・WAV音声について

測定には、無料アプリ SmarterNoise を使っています。
解析には、SmarterNoiseの記録動画から書き出した WAV形式の音声(WAV音声) を使用しました。以降は「WAV」と表記します。

圧縮の影響を避けやすいので、解析用途ではWAVが有利です。
結果(ロードノイズ実測:タイヤ交換前 → 交換後)
まず結論:「ロードノイズの芯」が下がった

で、下がったの?

下がりました。今回の検証でいちばん言いたい結論はここです。
ロードノイズの芯になりやすい 200–500Hz が下がっている(交換後 − 交換前でマイナス側)。

200–500Hz は、路面のザラつき感や「ゴーッ」というロードノイズの芯になりやすい帯域です。
ここが下がると、体感でも分かりやすいことが多いです。

ねえ、ちょっと気になったんだけど…新品に替えたってだけでも、音って静かになったりしないかな?(タイヤの種類とは別に)

3年使ったタイヤから新品に替えたら、銘柄に関係なく改善する可能性があります。しかも、Pilot Sport 4は、スポーツタイヤなので普通のタイヤより固め。

なので本記事は「V553だけの効果」を断定するのではなく、『3年使用タイヤ → V553新品』での変化量を同条件で比較した結果として見てください。
周波数差分グラフ(dB差分)
※すべて「交換後 − 交換前」の差分です。


ここが今回のいちばんのポイントです。
200–500Hz は平均で 約 2.2dB 下がっており、ロードノイズの「芯」が一段引っ込む方向です。


20–200Hz は、いわゆる「うなり」や「こもり感」に近い帯域です。
今回は大きなピーク変化はありませんが、平均で 約 1.9㏈下がっており、車内の重たい低音が少し整理されたと見ることができます。


500–1000Hz、この帯域はロードノイズと車体・内装の共鳴が混ざりやすいゾーンです。
この帯域も、平均で 約 1.9㏈下がっており、ここが大きく上下していないということは、車側の条件(デッドニング等)は変えず、タイヤ由来の差として比較できていると考えてよい結果です。


1000–4000Hzは、ロードノイズの「ザッ」「シャー」といった高めの成分が出やすい帯域です。
この帯域は、平均で 約 2.1㏈下がっており、この帯域が大きく悪化していない点からも、今回の変化は「一部だけを削ってバランスを崩した」のではなく、全体として自然に静かになったと解釈できます。
※本記事の周波数グラフは 20〜4000Hz を表示しています。
時間軸(音量推移)
・時間軸(前後)

・時間軸(差分)


時間軸で見ると、全体平均は 約 1.5 dB低下、
橋の段差の“衝撃が入る場面”だと 約4.3dB低下しました。
WAV音声

比較用に、音声も置いておきます。
【比較用音声(ロードノイズ)】
※走行条件・ルートは同一です。
途中の衝撃音は、橋の段差を数か所乗り越える音です。
測定区間は、どちらもエンジンが動いている状態での測定です。
【交換前】
※3年使用タイヤ
【交換後】
※新品タイヤ(V553)

耳で聞くと「どの帯域が下がったか」が分かりやすい人もいます。

交換前と交換後のエンジン音を聞いてみてください。交換後は、エンジン音が交換前より聞こえやすくなっていると思います。
体感(パパの感想)
交換後の第一印象:「なめらか」

率直に、交換後は「なめらかな走り」を感じます。
周波数でロードノイズの芯(200–500Hz)が下がっている結果と、体感が同じ方向でした。
今回、私はデッドニングの集大成として「最後は静音タイヤに交換」と決めていました。
でも、これだけ効くなら…正直、「デッドニングはまずタイヤから」が正解だったかも、と少し後悔。

これまでのデッドニングで、外から入る音(空気伝搬音)はわりと抑えられました。
でも終盤は、タイヤから伝わる音(個体伝搬音)の対策に悩まされていました。
先に静音タイヤへ交換しておけば、埋もれてた音が前に出て、デッドニングすべき場所の特定がラクだったかもしれません。

でも、先にデッドニングしたから、タイヤの差がわかりやすくなったんだよね。

そう、デッドニングの順番と、検証で差を見る順番は別でした。

そう。もし最初からやり直すならタイヤが先、でも今回のタイヤ比較はデッドニング済みだからこそ精度が上がった、ってことになります。
楽天でタイヤ購入+楽天Carで交換してみた(PR)

ところで、そのV553ってどこで買ったの?同じの買えるようにしといて。

楽天市場の T-BOX Auto Parts で買いました。
交換は 楽天Car(タイヤ購入&交換) を利用。

押し売りは禁止。

はいはい。
同サイズ(205/50R17 93W XL)で探している方向けに、私が実際に買ったリンクを置きます。価格や交換費は時期・店舗で変わるので、比較の参考にどうぞ。

楽天市場(T-BOX Auto Parts)ADVAN dB V553 205/50R17 93W XL
4本セットです。
タイヤのリンク内で、ページの下の方にある、
タイヤ交換チケット・ゴムバルブの「まとめて購入」がおすすめです。

楽天Car「タイヤ購入&交換」についての注意点です。
ゴムバルブや廃タイヤ処分費は、交換する店舗で別途費用がかかります。
料金は店舗ごとに異なりますので、
店舗選択時に表示される内容を確認してから申し込むと安心です。
オーラNISMO特有の注意点:ロードインデックス(LI)
「静音タイヤなら何でもOK」じゃない

オーラNISMOは、タイヤの規格(LI)の指定値が、オーラより高いです。
同じサイズでも LIが低いタイヤがあるので、買う前に側面の「93W XL」などの表示を確認。
LI値93の設定が無い静音タイヤもあります。
装着可能でも、メーカー指定よりLI値を下げるのはおすすめしません。

REGNO GR-X3(GR-XIII)を見送った理由|LI(ロードインデックス)の落とし穴(オーラNISMO)の話も読んでね。

SmarterNoise(無料版/Pro版)の紹介

この記事の騒音測定には SmarterNoise(無料) を使っています。

上位版として SmarterNoise Pro もあります。周波数スペクトル表示やCSV書き出しなど、解析向け機能が増えます。
スマーターノイズ(Smart Noise):Android用 騒音測定アプリ(無料)
スマーターノイズ PRO:Android用 騒音測定アプリ(有料)
まとめ(結論)

今回の結果を一言でまとめると、
通常走行での全体平均(0–30秒)が 約 1.5 dB、
ロードノイズの芯(200–500Hz)が 平均 2.2 dB 下がった、です。

交換後は体感でも“なめらか”。
数値と感覚が、ちゃんと同じ方向を向いていました。

数字だけじゃなくて、
「あ、静かだ」って思える変化があるのは大きいね。

……まあ、ちゃんと静かになってるなら文句はないか。

今回のタイヤ交換で、
逆にエンジン音が前に出てきたのも分かりました。
次はそこをどうするか、ですね。

一つ静かになると、次が見えてくる。
ちゃんと前に進んでるってことだね。
※今回の比較は「経年スポーツタイヤ→新品V553」なので、銘柄差と新品効果が混ざります。そこは今後の追加検証で詰めていきます。



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