日産ノートオーラNISMO(FE13)の静音化(ルーフ/ドアのデッドニング)について、洗車機ローラー音で施工前後を実測比較しました。
フロントガラス通過後(23〜40秒)で平均 -5.29dB、さらに 800Hz〜4kHzが-12.33dB と最も大きく低下。時間軸と周波数解析で、施工前後の変化をまとめます。

実は、デッドニングを始めた頃に「スマーターノイズ」アプリを使い始めたんだけど、その頃、洗車機で洗車するときの動画も撮ってたんだよね。
最近になってその動画を見つけたときに思ったんだけど、
「今はデッドニングがある程度仕上がったし、同じような条件で撮り直したら、ちゃんと比較できるんじゃないかな?」って。
ということで、先日もう一度、同じような条件で記録してきました。
チャッピー、この比較使えるかな?

使えます。今回は「施工前/施工後」の洗車動画(音源)をWAV化して、
時間軸(音量の推移) と 周波数(どの帯域が落ちたか) で比較しました。
評価区間は、フロントガラス通過後の 23〜40秒 です。

先に言っとくけど、「貼り方講座」はいらないからね?(ネットに山ほどあるから)

はい。ネットの「貼り方講座」は、私もかなり参考にさせてもらいました。
今日は「どれくらい変わったか」を、数字とグラフで見てもらいます。
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これまでの施工内容(ざっくり)
ルーフ
- ルーフ裏にあった硬めの段ボール材:撤去
- ブチル制振材:全面
- エプトシーラー 10mm:全面
- シンサレート:2重
ドア
- ブチル制振材・VibroBarrier 7+・シンサレート・ゼトロ耐熱吸音シート

洗車機のローラーは、側面(ドア)にも当たります。
そのため結果には「ルーフ要素」と「ドア要素」が混ざる可能性があります。
今回は“部位の断定”より、「デッドニングの前後差がどれだけ出たか」を検証します。
比較音源(施工前/施工後)

録画(録音)は、同じ店舗・同じ洗車機・同じ洗車コースで行いました。
スマホは同じ位置で手に持って固定し、ローラーの通過タイミングが揃うようにトリミングして、23〜40秒の区間で比較しています。

フロントガラス叩いてる所なんて、そりゃ音が別物だよね。

※その通り。0〜約22秒はフロントガラスに当たる音が支配的になるので外し、23〜40秒で比較します。
施工前(Before) 2024年5月26日
施工後(After) 2025年12月7日

※最初に音が急に大きくなるから、音量を下げてから再生してね。

「施工前→施工後」を 数秒ずつ交互に 聞くと、違いが分かりやすいです。
解析の見方(今回のルール)

- 評価区間:23〜40秒(フロントガラス通過後)
- 表示:施工後 − 施工前(マイナスなら「施工後のほうが小さい=静か」)

周波数の解析は、フロントガラス通過後の 23〜40秒 を区間平均して出しています。
結果:時間軸(前後でどれだけ下がった?)



今回の検証結果です。
- 23〜40秒の平均差:-5.29 dB
- 32〜33秒付近:平均 -8.28 dB
- 瞬間的に大きく下がるところは -9.50 dB まで到達
- 参考:23〜25秒付近:-2.27 dB(差が小さめ)

平均で-5dBって、体感でも分かるレベルだよね。

うん。デッドニング前に洗車してたとき、車内でふと思ったんだよね。
「この音、小さい子どもがいたら泣いてるかも」って。
しかも、洗車が終わるまでは基本的に外に出られないし…。
デッドニング後も大きい音はもちろんするけど、フロントガラスを叩くタイミングさえ我慢すれば、そこから先は「思ったほどじゃない」と感じるようになった。
前は、ルーフがドラム缶を叩くみたいに響いてたからね。
結果:周波数(どの音が減った?)


周波数は「23〜40秒の区間平均」で、施工後がどの帯域で下がったかを見ます。
今回は“人の聞こえ方”に近いように、帯域を 重ならない4分割 にしました(低い方から順)。
- 20〜200Hz:-3.58 dB(ゴー/モワッ、体で感じる低い圧っぽさ)
- 200〜800Hz:-7.99 dB(ドンドン/ボンボン、ボディの箱鳴りっぽさ)
- 800Hz〜4kHz:-12.33 dB(バタバタ/ガサガサ、耳につく中心)
- 4〜16kHz:-4.14 dB(シャリシャリ/擦れ音、細かい高音)

え、じゃあ一番効いてるのってどこ?

いちばん大きく下がっているのは 800Hz〜4kHz(-12.33 dB) です。
洗車ローラーの「ガサガサ」「バタバタ」みたいな“耳障りの正体”が落ちた、と見ていいです。

なるほど…。音が小さくなったっていうより、「うるささの質」が変わった感じだね。

体感もそれに近いかも。前はルーフがドラム缶みたいに響いてたけど、今は“刺さる感じ”が減った気がする。

低い音(ゴーってやつ)は残るけど、耳に刺さるところが減ると ラク だよな。

ルーフのデッドニングは大きく3段で、
- ブチル制振材(Noico)全面:鉄板のビリビリを抑えて、ドラム缶っぽい響きの土台を弱める
- エプトシーラー10mm全面:空気の層で音を通しにくくする(特に中高域に効きやすい)
- シンサレート2重:反射して残る中高域を吸って、残響として残りにくくする
→ 今回みたいに 800Hz〜4kHzが大きく下がるのは、この組み合わせが効いている可能性が高いです。

シンサレートは、車内で音楽を聴くときの残響を減らす目的もあり、入れていました。

雨の日のうるささって、まさにこの感じだよね…。

でもさ、パパはエプトよりLACE15の方が効果があるって言ってなかった?

そこは“狙い”の違いです。
LACE15は(製品特性として)エプトより吸音・減衰の狙いが強い方向なので、条件によってはさらに良い結果になる可能性はあります。
ただ今回の検証結果では、すでに 800Hz〜4kHzが大きく低下しているので、費用対効果まで含めると、今回の条件では「エプトでも十分な結果が出た」と言えそうです。
まとめ
- 洗車ローラー音でも、デッドニングの差は 時間軸と周波数で見える
- 23〜40秒の平均差:-5.29 dB
- 32〜33秒付近は -8 dB以上(最大 -9.50 dB)
- 800Hz〜4kHzが大きく低下(-12 dB級)していて、耳障りな質感が減った可能性が高い

デッドニングを始めた頃は、「ブチル制振材+エプトシーラー+シンサレートで防音できる」と信じて、
前タイヤハウス・ラゲッジルーム・リアフロア、そして娘のまりなに手伝ってもらって、ルーフも施工したんだよね。
その後、ロードノイズみたいな低い音には、エプトシーラーだけだと効きにくいことが分かって、
他の場所と同じように、ルーフもLACE15で再デッドニングしようか…って考えてた。
でも今回の検証で、少なくとも洗車ローラー音みたいな中高域に対しては、
エプトシーラー+シンサレートの組み合わせがちゃんと効いている結果が出た。
「今の構成の良さ」を確認できたのは、すごく収穫だったと思う。

「静かになった気がする」じゃなくて、こうやって見えると安心するね…。

そうそう。体感は大事だけど、数字があると説得力が別物。
今回検証したルーフに使用している材料(参考リンク)

必要な人向けに、今回ルーフで実際に使った材料のリンクをまとめておきます。
※以下はアフィリエイトリンクを含みます。
- ブチル系制振材:Noico(ブチル系制振材) 749mm×495mm×2mm×9枚 (Amazon)
- 遮音・隙間埋め:エプトシーラー 1000mm×1000mm×10mm×1枚 (デッドニング・防音工房)
- 吸音材:シンサレート 1520mm×1000mm×13mm×1枚 (デッドニング・防音工房)

デッドニングを始めた当初は「まずはコスパ重視で広く試したい」と考えて、制振材は Noico(ブチル系制振材) をメインに使ってきました。
ただ今振り返ると、場所によっては 制振材の種類(重量・硬さ・貼り方)をもう少し使い分けても良かったかもしれません。
例えば、面積をベタ貼りするより「鳴きやすい部分に狙って貼る」方が効く場面もありますし、軽量タイプの制振材が向く場所もあります。
最後に、私がよく利用している デッドニング・防音工房さん も紹介させてください。
サイト内で遮音・吸音のテスト結果や考察が公開されていて、私はエプトシーラー/ゼトロ耐熱吸音シート/シンサレート等を購入させていただきました。




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